私自身について

このページでは自己紹介をさせて頂きます。

私は大阪でフリーで活動し始めて10年ちょっとのデザイナーです。

イラストレーターとしても少しずつではありますが仕事を貰えるようになり、自分の書いたイラストが形になる面白さを実感しています。

この仕事を始めたきっかけもイラストが好きだからでした。

高校を卒業し、専門学校でイラストとデザインを学び、印刷会社に就職しました。

当時はまだCTPも導入されていないような時代で、マックが主流のデザインツールとはいえロットリングでポジに直接修正がかけられるのを見られた過渡期でした。

印刷会社での仕事は主にチラシ。スーパーや精肉店などは毎週決まって折込チラシを入れていたので、その前々日は校正が終わる・つまり校了まで帰宅できずに残業のルーティーンでした。

トップダウン形式で、ある課長の元仕事をするため雇われていましたが、さらにその上から声を掛けていただいて毛色の違う仕事を受け始めたのは就職してから半年後。

大手レストランや企業が発行するお中元などのカタログを外注先と協力して制作しました。一時期だけ出向のような形をとって、外部の所謂デザイン事務所で仕事をした時に充実感を得て、印刷会社の為の仕事ではなくクライアントの為の仕事をしたいと思ったのが独立のきっかけかも知れません。

当時私は友人と一緒にクラブでのイベントを企画していました。その頃は毎日どこでも多くの集客があり、週末ともなればアメリカ村はプレイヤーたちで賑わっていました。フライヤーも自分でデザインしたり、私にとってデザインはある種の遊び人としてのアビリティでしか無かったと思います。

しかし経験を重ねて自分で見積もりを通す様になってくると、だんだん欲が湧いてきました。野心家とも言えた当時の私は毎月の売上額を自分の能力だと過信して、長い勤務時間を経た後のフリータイムで仕事を取る様になります。

実際それは良い経験になりました。

前述の通り友人関係もほどほどにあったので、イベントのフライヤーを作ったりイラストを描いたり、彼氏の会社の社長のところへ行って直談判して商品カタログを作らせて貰ったりしました。

当時まだ22~23歳くらいだったと思います。今思えば無謀故になせる技であり、良く言えば向上心があり悪く言えば無知でした。

当時は会社で働きながらカタログを制作したり友人の自主レーベルのCD・DVDジャケットデザインをさせて貰ったりで、多い時には副収入が月に80万円を超えたこともあります。今では独立してやっていてもそんなに稼げないので良い時代でした。

そうして貯金をしながら働き、自分で事務所を借りて旗揚げすることになりました。
始めはシェアオフィスの事務所で家賃は¥86,000。決して安くはありませんでした。

色んな交流会に行って人脈を増やすとか、SNSで仕事をとるにはどうすれば良いとか、仕事仲間とも一緒になってやりましたが私にはそもそも向いていませんでした。

当時はがむしゃらだしがんじがらめだし何も見えていませんでした。ですが私は基本引き篭もり人間。その上面倒くさがり。知り合ってもその後の付き合いが出来なかったんですね。

だけど東京である展示会に出展する機会があり、それはとても勉強になりました。
お金も掛かりましたが、色んな人からのアプローチで3日間の会期中に新規の仕事が8件ほど舞い込んできました。デザインそのものの展示会では無かったので、嬉しい副産物でした。

そしてその時が初めてのメディア露出でもありました。と言ってもテレビとかそういうんじゃないですけどね。

結局立ち上げてからは雑誌広告や雑誌の制作・編集も少しと、飲食店やアパレルのペーパー制作、コンペの入賞など色々な小さな出来事の積み重ねで自分なりに成長して来られました。

そんな私も今では自宅で仕事をしています。固定費があまりかからなくなったのは本当に助かっています。事務所での打ち合わせはどうするとか、whois情報はどうするとかネガティブな問題は今となっては無に等しいです。

今後どうしていきたいかの目標は、ひたすら自由に生きたいという事です。

具体的な目標は事務所をもう少し広くして、スタッフを少しだけ雇い、自分の情熱を傾けられる仕事だけをする事です。決して簡単ではありませんが、不可能でも無いように思います。

ブログを始めたのはあるコンサルタントのアドバイスからでした。
私は内向きな性格なので自分の知識欲や向上心は(少し)あっても、出世欲が無いのです。でもRPGなんかのゲームは好きだし、ブログなら攻略していく気分で継続できそうだと思ったんです。

自分で工作をするのが大好きなので、最近では月2回は図書館に通って色んな情報を仕入れています。

だけど仕事では微妙に路線がずれているのでアウトプットが出来ない。そのフラストレーションの解消=情報が欲しい人々の利益になれば自己満足出来るんじゃ無いかと考えました。

最初から自分語りで離脱率大の記事だと思いますが、私がこのサイトを制作した「意義」と「根拠」はここにあります。

誰かが集めたまとめサイトは沢山あります。同じようなテーマで記事を書いているブログも沢山あります。だけど私は私の方法で伝えられると信じています。

できるだけ現場目線でみなさんと一緒に工作教室を充実させられるよう、記事を作っていきます。